海外支援活動に携わる現役生サークル「Karon(カロン)」を訪問

「タイ語は、習得が難しい言語と言われていますが、それをマスターすることにあえてチャレンジしてみたいです」と語ってくれたのは、松尾航希(まつお・こうき)さん(=写真右)。国際学部国際理解学科3年生で、117人ものメンバーで構成されるサークル「Karon(カロン)」の代表を務めています。

筆者(=写真左)が、業務の関係で参加したスポーツゴミ拾いイベントに文教大学Karonとして参加していたを見かけたことをきっかけにお声かけしました。

松尾さんは千葉県出身。かねてから海外での活動に興味があり、発展途上国を中心に、世界各地で「安心・健全な生活をするための住宅建築を支援する」ことを目的とした国際NGO団体Habitat for Humanity(ハビタット)の文教大学学生支部であるKaronに入りました。

これまでにも、フィジーやフィリピンなどで住宅建築支援に携わった経験が。発展途上国では、住宅建築にショベルカーやクレーン車といった重機を使えないことが多く、マンパワーとして若者が非常に重宝されるのだそうです。

「旅費はどうやって?」などとつい現実的なことを聞いてみると、「1年生の頃は貯蓄もなく、親から借りたりして工面しました。でも今はバイトなどで自分で何とか稼ぎ出しています」と笑顔で。自身も国際学部卒の筆者は、恥ずかしいことに人生44年間未だに海外未経験。若き後輩の行動力に圧巻されます。。。

松尾さんは来年の5月から10カ月、タイで日本語教師の助手として研修に出かける予定です。現地で子供達に日本語を教えるタイ人教師の横で、日本語のネイティブスピーカーとして活躍します。

「将来の夢は?」という問いに松尾さんは、「日本に来る海外の人たちへ様々なサポートをしていけたら、と考えています。Karonでの経験を活かし、NPOのサポートなどにも興味があります」と語りました。

ビジネス同友会で、学生のために何ができるのか、のヒントを探すためにお会いしたつもりが、逆に刺激を受けてしまった今回のMTG。松尾さんの今後のご活躍が楽しみです。

(2018年7月 文教大学湘南キャンパスにて)

【深澤利彰 1998年国際学部卒】