文教大学ビジネス同友会の第7回総会が3月20日、24人が参加しオンラインで開かれました。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、会場を設定して行う従来の形での開催を断念。苦肉の策ではありましたが、遠方からも気軽に参加できるなど、新たな可能性を感じることもできました。
同日午後4時から開かれた総会では、2019、2020年度の活動報告が行われ、
① 幹事が在学生とタッグを組んで実現した神奈川銀行のCM制作、発注元の五十嵐正理さん(経営情報1995卒)を交えて、産学連携の必要性や制作秘話も披露されました。
② すべての文教大学生を対象に実施したオンライン就活支援プロジェクトなどを紹介。就活支援では、業界や職種ごとにセミナーを開き、学生の細かいニーズに対応するなどの取り組みについての説明もありました。講師をお願いした会員からは様々な感想意見が寄せられました。
また、この日午前、大学や地域の関係者らにお披露目された、文教大学「東京あだちキャンパス」(東京都足立区花畑)についても、開設記念式典に出席した幹事が、詳細を報告しました。
*①②及び「東京あだちキャンパス」開設記念式典については、其々の詳細レポートをご覧ください。
さらに、事前に本会のホームページにアップしていた2019年度の事業報告と会計報告についての説明を実施。いずれも異論は出ず、承認されました。
この後は、まず参加者一人一人が順に近況報告。谷田貝裕さん(経営情報1984卒)は入院中からの一時帰宅で参加してくれました。これはオンラインならではの強みですね。
もう一つのリモート・メリットは地方からの参加ができたということです。今回は長野から1名、北海道から2名の初参加がありました。特に角谷尚子さん(日本文1996卒)は現役の市立中学教諭という本会では稀有な存在です。北海道では藍蓼会支部も機能しているそうで、今後はビジネス同友会との連携も確認しあいました。
後半は自由に会話する「懇親会」に。コロナ禍での仕事の在り方や取り組み方、普段の生活などについて、活発な意見交換が行われました。在宅勤務で全く出勤していないという会員もおり驚きの声が。
前出の角谷さんからは「学校現場はかなり戸惑っています。生徒へのタブレット配布もバラバラで」という報告がありました。
久保弥さん(人間科1981卒)は長年アニメーション制作現場にいますが、「問題はアフレコ。今までのように声優が全員スタジオに集まると密になるので、個別に録音するから製作費がかさんでいる」という大いに参考になるエピソードも。さらには、定年退職後の身の振り方などの話も出て、懇親会は予想以上に盛り上がりました。
総会の終わりに竹内充会長は「2021年度は秋ごろには何とか対面で第8回総会を開催し、会員の皆さんと一献交わしたいと願っています。反面、ここまで定着したオンラインツールをいっそう活用してビジネス同友会の隆盛を図りましょう。新入会員者数が足踏みしています。これも従来の口コミに加えて、オンラインをうまく使って新展開できればと構想しています。皆さん、お力添えをお願いいたします」と、今後の活動への思いを明らかにしていました。